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2008年6月12日から書いています。毎日朝書くことを習慣にしています。たまに乱れることはあるけれど。
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脳細胞は年齢を重ねるごとに減少していく。これは誰も逃れることの出来ない体の仕組みである。それとは別に、脳というのは優れた臓器である。筋肉と違い、どれだけ鍛えても筋肉痛のようなものがない。ずっと鍛え続けることが出来る。休息と位置づけるならば、睡眠がそれだろう。しかし脳は睡眠中も記憶を整理したりして齷齪働いている。
ここからは仮説の話。 年齢を重ねるにつれて私たちはいろいろな物事を知り、物事を体系立てて考えるようになる。しかし一方で、年齢が進むにつれて脳細胞は減る一方だ。いろいろなことが蓄積していくのだから、細胞が増えていってもおかしくは内容に思える。しかし実際はそうではない。 思うに、子供の頃はまだシナプスがうまく繋がっていないため、可能性の担保として多くの細胞が必要なのではないか。脳の中で新たなシナプスが出来、それが徐々に強化されていく。そうすると一定の行動だったり考え方がしやすくなる。 しかしシナプスが出来るかできないかは偶然によるところが大きい。 子供の頃は生きるために必要なシナプスができる可能性を広げるため、たくさんの細胞が必要になる。それがだんだん年を取っていくとある一定の回路が出来、今度は新たに出来るシナプスもある程度方向性が生まれるのではないか。そうすると今度は脳のほうで、その回路をうまく延ばすために、他の余分だと思われる細胞を処分していく。 アポトーシスという概念がある。機能を果たさなくなった細胞が自殺する、というからだの機構だ。これにより要らなくなった細胞は排泄され、必要な細胞に栄養が行くようになる。 脳にもこの考え方が応用できないか。 脳細胞が減るといって悲観す必要はないかもしれない。それによって新たな秩序だったシナプス回路が生まれる可能性が増えたり、今使っている神経に豊富な栄養が送られている可能性があるのだ。 PR
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プロフィール
HN:
酒本 理
年齢:
41
性別:
男性
誕生日:
1984/04/10
職業:
医学生
趣味:
読書、映画鑑賞、プール、ランニング
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